スペシャルティコーヒー専門自家焙煎店 カフェカホン
ドミニカ共和国 ヌエボ・ムンド農園 カツーラ(ナチュラル)
ドミニカ共和国 ヌエボ・ムンド農園 カツーラ(ナチュラル)
<近年のナチュラル精製は。>
毎月「今月の新豆」という枠を設けて、当店にとって新しい豆をラインナップに追加しているのですが、最近はナチュラル精製のコーヒーを探しています。
というのは、近年のナチュラル精製のコーヒーは、以前と比べてフレーバーが大人しいと感じているからです。
ナチュラル精製がいろいろと試されていたのは、ちょうど10年前辺り。
各生産者が乾燥方法や日数などいろいろ工夫を凝らしていましたが、その中ではやはり個性的なフレーバーになるようなやり方が探られていたように思います。
初めの頃は、その加減が分からなかったのでしょう、なかなか強めの果実感のある豆が多かったので、こちらもそれなりに手間はかかりますが、焙煎する側としては面白かった時期でした。
ただ、生産者にとっては、発酵豆になってしまうと商品にならなくなってしまうので、そのリスクと隣り合わせだったのです。
近年のナチュラル精製のコーヒーは、生産者が慣れてきたこと、スペシャルティコーヒーの中ではクリーンさが品質の高さの指針になるという評価もあり、以前ほどフレーバーを強くするよりも、果実感はそこそこの強さにしておいて、クリーンさも兼ね備えるという作り方に変わってきたと感じています。
<フレーバー強めのナチュラルを求めて>
この変化自体は正常進化だと思いますが、一方で久しぶりに赤ワインを思わせるような強めのフレーバーの豆を扱いたくなっていた頃、ドミニカ共和国の豆をリストの中に見つけました。
「そういえば、昔焙煎したドミニカ共和国のコーヒー、やんちゃだったな。」
そんなことを思い出したのですが、これはもう、お店を始める前の自宅で焙煎をしていた頃です。
それこそ強めのナチュラル精製がたくさんあった頃に、頭抜けて強烈だったのです。
「今のドミニカ共和国のコーヒーはどんな力加減なのだろう?」
そう思ったのでサンプルを取り寄せて焙煎してみると、期待通りの強めのフレーバーが。
思い出の中の強さはもっと上でしたが、今に合わせたようにちょうど良い加減になっていると思いましたので、お店12年目にして初登場させることにしました。
<赤ワインを残しつつも抜けも良く。>
実際に焙煎してみると、やはりしっかり果実感のあるコーヒーでした。
濃厚な完熟ベリーの風味がハッキリとあって、濃厚さが赤ワインを連想させてくれます。
ちょっとの焙煎度合の違いで、このワイン感を若いものから熟成させたものまで、重たさを調整することができますが、後味に抜ける感じも残したかったので、軽すぎず、重すぎずという辺りを狙っています。
焙煎度合は、シティローストです。
しかし、サンプル段階では少量過ぎて見抜けなかったのですが、本当に手間のかかる豆です。
焙煎自体は不思議なことはないですが、ちょっとの焙煎度合の違いで雰囲気が変わるのと、豆選別で味が調整できるというくらい、その腕が問われるコーヒーだと思います。
選別の強度を強くし過ぎてしまうと、かえって果実感が減ってしまうという感じも、以前のナチュラル精製を思い出させるようで、懐かしささえありますね。
風味強めのナチュラル精製。ぜひお試しください。
【豆についての情報】
生産国:ドミニカ共和国
地域:ラ・ヴェガ州 フンカリート
品種:カツーラ
精製:ナチュラル
購入の際のチェックポイント
購入の際のチェックポイント
カートに追加する前に下記の2点をお選びください。
・購入量
・豆を挽くかどうか。
挽く場合は粗さもご指定ください。
※500g以上の場合は「豆のまま」のみとさせて頂きます。
送料について
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ゆうパケットで発送します。
コーヒー豆のみのご注文の場合、ご利用可能です。
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