コスタリカ　ラ・カンデリージャ農園　ビクトリア（ハニー）

＜今年のカンデリージャ到着！＞

毎年恒例になってきました、コスタリカのラ・カンデリージャ農園の直接買付豆。 今シーズンも独自に入荷した豆の登場です！

今回のコーヒーで最も注目するポイントは、品種です。 「ビクトリア」という品種なのですが、カンデリージャ農園としても初収穫となるコーヒーを全量買い付けました。 と言っても、初年度なのでとても少なく、むしろすぐに完売してしまう可能性があります。

↓農園主のリカルド君から送られてきたビクトリアの木です。

このビクトリアをどの精製方法で処理するかを、農園主のリカルド君と相談しまして、ハニーかナチュラルが良いのではという話になったので、まずはハニーで試してみようということになりました。

＜甘酸っぱいハチミツレモンに＞

ビクトリアという品種は、いわゆるハイブリッド種というもので品種改良で作られたものです。 「サルチモール」というこの手の品種で最近よく見掛ける系統で、個人的にもハイブリッド種の中では風味も良くて、今後の品種改良で土台になっていくのではないかなと考えています。

リカルド君からの感想でも、このビクトリアはカツアイとよく似ているというコメントをもらいました。

カツアイはこれまでの経験上、ナチュラルなどの精製で処理した場合、ちょっとツンとキレのあるタイプの甘酸っぱさになる傾向があるなあと感じていますが、今回のビクトリアのハニープロセスも似た感じがあって、風味特性も似ているなあと思います。

ただ、この農園のハニープロセスは本当に甘みたっぷりで、今回もはっきりハチミツの甘みを感じます。 そこにキレのある酸が混ざり合って来るので、ハチミツレモンさながらという感じです。

焙煎度合は、シティロースト。 同じ農園で品種違い（ティピカ）のハニーもありますが、こちらはもう少し甘み寄りの風味特性で、こちらは甘酸っぱさ寄りになります。

この品種は今後も買付していくと思いますし、精製を変えていくと思いますので、少なくとも来シーズンに同じコーヒーは入荷しないかと思います。
農園と共に、新しいチャレンジをしながら関係を築けるのは、自家焙煎店としても嬉しいですね。 今後の展開にもご期待ください！

あ、このコーヒーはきっと早くに完売してしまうと思いますので、お早めにどうぞ。

【豆についての情報】

生産国：コスタリカ
地域：タラス
品種：ビクトリア
精製：ハニープロセス