スペシャルティコーヒー専門自家焙煎店 カフェカホン
コスタリカ ラ・バンデラ エル・フアニコ農園 スターマヤ(レッドハニー)
コスタリカ ラ・バンデラ エル・フアニコ農園 スターマヤ(レッドハニー)
<20-21シーズン直接買付ラスト!>
2021年はコロナ禍が続いていましたので、中米出張に出掛けることはできませんでした。
そんな状況でも、コスタリカの業者とやり取りをして、何とか独自買付をすることができました。
今回のテーマは「新しい品種や生産者のコーヒー」
今までもアグリビド、ティエラ・メディア、マレスピとこの買付シリーズを展開してきましたが、まだ珍しい新品種あり、想定していた風味と違う豆(恐らく取り違えられた)が来たりといろいろありましたが、今回がラストです。
今回のコーヒーは、まだ珍しい新品種シリーズで「スターマヤ」という名前の品種です。
<スターマヤってどんな品種?>
突然変異や自然交配のタイプではなく、品種改良の中で生まれた品種です。
自分のメモ用としても書いておくと、「マルセジェサという品種とエチオピアやスーダンの雄性不稔系品種」の掛け合わせだそうです。
こういう意味が分からない時は分解してみましょう。
・マルセジェサ:ハイブリッドティモールとビジャサルチの交配種。これをサルチモール系と呼ぶ品種改良のタイプですね。
・雄性不稔:何らかの原因で、花粉を作れなくなってしまった品種のことのようです。
アラビカ種は自家受粉できるのですが、花粉ができないとなると受粉できないので、他の木から花粉を持ってくる必要がありますが、この時に他の品種の花粉を受粉させれば交配できるということですね。
この2タイプの品種を掛け合わせて作られたのが、スターマヤです。
植物的な話の中では「F1品種」に当たるそうで、この辺はコーヒー屋の範疇を超える話がたくさん出てくるので割愛しますが、優性の法則を使って、安定した品質のものを作れるというメリットがあるみたいです。
<明るい印象で甘酸っぱく、味噌のような風味も?>
肝心の風味の方ですが、全体に華やかでとても良いですよ。
まず、酸は明るく軽やかな印象を与えてくれます。
親品種であるマルセジェサや今シリーズのアグリビドで紹介しているエスペランサも同タイプの品種ですが、これらと共通するキレのある酸が感じられます。
風味や香りについてはベリーを思わせる甘酸っぱさと味噌やしょうゆのような発酵食品を思わせる風味が混同してとても面白いです。
甘酸っぱさは、レッドハニーという精製方法から来ているものと思われます。レッドハニーとしてはよくあるタイプですね。
もう一方の味噌のようなフレーバーですが、これがどこから来ているのか難しいところです。
こういう風味は、アナエロビコ(嫌気性発酵)をしていると出やすいのですが、一応データ上では単にレッドハニーなので、アナエロビコではありません。
スターマヤという品種の関係なのか、レッドハニーの発酵がちょっと強くなったのか。
理由がちょっと特定できませんが、こういう風味が出るのは確かなので、これはこれで利用したいと思うのがカフェカホン流です。
焙煎度合は、浅めのシティローストにしました。
品種由来と思われる酸の明るさ、レッドハニーの甘酸っぱさに、この豆独特な味噌やしょうゆのようなフレーバー。
この3つをバランス良く感じられるような焙煎に仕上げました。
軽やかで果実感甘みがあり、後味がちょっと面白い。そんな風味バランスのコーヒーです。
【豆についての情報】
生産国:コスタリカ
地域:タラス
品種:スターマヤ
精製:レッドハニー
購入の際のチェックポイント
購入の際のチェックポイント
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・豆を挽くかどうか。
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送料について
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