グアテマラ　ドン・アントニオ農園　カツーラ（ウォッシュド）

＜店主が訪問した初めての農園＞

2016年の当店初の中米出張。この時最初に訪問した農園が、こちらのドン・アントニオ農園です。

首都のグアテマラシティからバスで５時間行った場所にある町、ウエウエテナンゴ。 片言のスペイン語だけを頼りに単身ここまで来るのは、今考えてもなかなかの大冒険です。

そして初めて出会った農園主さんが、こちらのアントニオさんです。

そしていろいろ案内してくれた、弟のフランシスコさん。

ウエウエテナンゴの宿に迎えに来てくれて、車で農園に向かったのですが、このウエウエテナンゴからも３～３時間半かかって、ようやく到着しました。

今思えば、そもそも標高の高い地域ですし傾斜も結構あったので、ポテンシャルの高い農園だなあと思いますね。

精製所の施設やパティオなど、全てが初めてだったのでかなり思い出深い場所ですし、毎年安定したコーヒーを作ってくれるので、今後もレギュラー豆として販売していきたいです。

＜コクの深さとしっとり感＞

深いコクと落ち着いた印象。ホッとできるコーヒー。

この当時から今でも、こちらの農園の風味イメージはこのまま変わっていません。 今でも、この落ち着いた印象を大事に味作りしたいと考えています。

ウエウエテナンゴのコーヒーは、個人的にこういう落ち着いた印象があって、アンティグアのコーヒーはもっと明るい華やかな印象、アカテナンゴはその両者のちょうど間くらいというイメージがあります。

ウエウエテナンゴのコーヒーはこれまでもいくつか扱ってきましたが、どの農園にも「しっとり感」を感じられて、それが落ち着いた印象に繋がっていると考えています。 とても抽象的な話ですが、このコーヒーは、そこを楽しんでもらいたいです。

焙煎度合は、深めのシティロースト。

深いコクと落ち着いた印象を引き出すには、最適の焙煎度合です。

香りや風味に強い個性はなく、いかにも飲みやすいコーヒーという風味ですので、ミルクとの相性も良いですよ。

【豆についての情報】

生産国：グアテマラ
地域：ウエウエテナンゴ
品種：カツーラ
精製：ウォッシュド