【デカフェ】コスタリカ　ジャガーハニー

＜デカフェにも選べる楽しみを＞

当店でデカフェを販売し始めて１０年くらいになりますが、この間、種類としては１種類という状態が続いていました。

理由は、当店で販売しても良いなと思える豆の選択肢が多くなかったことと、お店として販売量が決して多い商品ではないので、在庫として持つのにリスクが伴うことです。

ただ時が経って、デカフェもいろいろと選べるようになってきました。
風味的には美味しいデカフェが増えてきましたので、当店が掲げる「コーヒーの選ぶ楽しみ」をデカフェでも実現できるのではないかと思うようになりました。

この際、お店に抱える在庫には目をつぶって、デカフェに選択肢を設けるチャレンジをしたいと思います！

＜香ばしさとハニーの甘み＞

こちらは、コスタリカでハニープロセスで作られたコーヒーをデカフェにしています。

個人的にも「デカフェにしたらハニープロセスの特徴って出ないんじゃないの？」と思っていましたが、実際に焙煎をしてみたら良い意味で裏切られました。

このコーヒーは、香ばしさと甘みがしっかり感じられるコーヒーです。

焙煎豆の鮮度が高い時期や淹れたてのコーヒーは、香ばしさの方が強く感じられます。変な話ですが、ポップコーンを連想させるなあと思っています。
そして、焙煎豆が飲み頃を迎えていたり、淹れたコーヒーが冷めてくると、ハニープロセスの甘みが出てきます。
ハチミツというよりは、シロップに近いかなと思いますが、余韻にかけて甘みが残って心地よいです。

焙煎度合は、シティロースト。

深すぎると余韻の甘みが重たくなってしまうかなと思いますので、そこに注意しつつ、シティローストにすることで全体のバランスが整って、引っ掛かりなく飲めるコーヒーにしています。

こちらもデカフェで風味の違いを楽しむという点では申し分ないポテンシャルです。

【豆の情報】

生産国：コスタリカ
地域：タラス
デカフェプロセス：マウンテンウォーター