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【カッピングレポート2018】エルサルバドルCOE

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みなさん、こんにちは。カフェカホン店主の平村です。

先日のコーヒーサークルの興奮冷めやらぬというところですが、スペシャルティコーヒー業界はカッピングシーズンに入って来ました。

毎年5月下旬~7月上旬は中米のコンテストのオークションが毎週のように開催されますので、その前にそのオークションに出品されるコーヒーのカッピング会が行われます。

中米のコンテストはカップ・オブ・エクセレンス(COE)とパナマだけベスト・オブ・パナマ(BOP)が開催され、上位入賞したコーヒーを世界で一斉に獲り合います。
そのためにこのオークションに出品されたコーヒーは、大体高額で落札されます。

このコンテスト関連のオークション以外に、グアテマラのエル・インヘルト農園とパナマのラ・エスメラルダ農園は、自分たちのコーヒーだけを出品するプライベートオークションも開催しています。
現在、当店でも販売しているエル・インヘルト農園のパカマラは昨年、このプライベートオークションで出品されたものを直接落札したもので、兄弟ロットのパカマラは昨年のグアテマラCOEで2位に入りました。

これらのオークションは生産者も入賞を狙って、特別に手間をかけて専用のロットを作ります。
このオークションには現在のコーヒー生産のトレンドが反映されると見ていますので、出来る範囲でカッピングに参加するようにしています。

昨年同様、参加したカッピングについてざざっとカッピングレポートを書いて行きたいと思っています。
ただ、自分のメモ的に書きますので、分かりにくい部分もあるかと思います。
基本的には「あー、そんな感じなのね。」くらいに読んで頂ければと思います。

今週はエルサルバドルCOE

という訳で、今週は2018年の1発目、エルサルバドルのCOEカッピンでした。
リストを見るとオークションには38ロットが出品されるということで、これは最近ではとても多いロット数です。

エルサルバドルのカッピングと言えば、個人的にはどれも大体同じような風味で、あんまり良い印象がないのです。
というのも、少し前までほとんどのロットがブルボンかパカマラのウォッシュトで占められていたからです。
近年のCOEは「クリーンなものほど上位に行く」という傾向があるので、順位が付くのはその違いだけという時代がありました。

しかし、昨年辺りから変化がみられるようになりました。
品種は相変わらずブルボンかパカマラが多いのですが、ハニーやナチュラルといったウォッシュト以外の精製方法が出てくるようになったのです。

一昨年、初めて中米出張に行った際に、エルサルバドルの生産者と話す機会がありましたが、「自分たちにとっては、ブルボンのウォッシュトは慣れていて作りやすいのだけど、このままだと厳しい。今後は別の精製方法も試して行かないといけないだろう。」と言っていましたが、さっそくそういった変化が出てきていました。

そして今年。出品リストには遂にゲイシャが登場しました。
しかも1,2,5位と3ロットが上位入賞していました。
他には1ロットだけSL28が入っていて、品種にも挑戦をしていたことが分かりました。

それでも全体のほとんどがパカマラかブルボン。
でも、ブルボンが健闘しているのはハニーやナチュラルのロットが増えて、パカマラとも勝負になるようになったということなのだろうと思います。

で、カッピングしてみてどうだった?

カッピングしてみた第一印象は、「どれも素晴らしかった」ということです。
エルサルバドルの産地としての特徴は、クリーンさが強いことだと考えています。
ハニーにするにしてもナチュラルにしても、このクリーンさを上手く活かしたコーヒーが多かったです。

ナチュラルは、マスカットや白ワインを思わせるコーヒーが多かったです。
あまり強い発酵にしていないのだと思いますが、それが味を狙ったものなのか、強いナチュラルにする勇気がないのかは分からないですが、かえってエルサルバドルのコーヒーに合っていると思いました。
8位のトパシオと27位ラス・デリシャス、28位のロス・トレス・ポトロスがナチュラルではお気に入りでした。

ハニーもマスカットを感じるものがありましたが、やはり甘さがありました。
果物ではなく、砂糖やハチミツを思わせるキレイなハニーです。上品で好印象でした。
その中でも3位のサンタ・ロサはナチュラルかと思うくらい白ワイン。
個人的には1位、2位のゲイシャよりも素晴らしく感じました。今回のトップコーヒー。

ウォッシュトも結構ありまして、共通して砂糖のような甘さとジューシーな酸がありました。
さらに印象的だったのは、フローラルな香りがあったことです。
4位のミレイディはフローラルな香りと桃の感じがあっていかにも良いパカマラ。
13位のサン・ホセ2は冷めてからケニアのような強い香りが出てきて面白かったです。
32位のラス・ラデラスはハニーかと思うような甘いコーヒーでした。

挙げたロット以外のものが悪かったというよりは、全体に素晴らしかった中で無理矢理絞った感じです。「これは避けたいな」というようなコーヒーがなかったのは素晴らしかったと思います。

そんな感じで好発進となった今年のカッピングシーズン。
どれだけ参加できるか分かりませんが、参加した分はレポート上げていきます。

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